男性不妊と私

男性不妊

不妊とは

 

このブログは、私が男性不妊と向き合うための場として運営していますが、そもそも『不妊』って何でしょう?

健康な男女が妊娠を希望し、避妊をせず性交を行うと一定期間内に大多数の方が妊娠します。性交の頻度にもよるのでしょうが、結婚して半年で7割、1年で9割、2年で10割が妊娠するといわれているそうです。だから、『子どもは早いうちに作っておいた方が良いよ』や『子どもつくらないの?』などといった無神経な発言をする人がいますが、彼らにとっては自然な発言なのです。不妊の教育がされない(遅れている?)日本においては、彼らのような考えが一般的なんですよね。

一方、一定期間を過ぎても妊娠しない場合を『不妊』と言います。この「一定期間」というのが、年齢によって異なるというのが、有識者たちの見解です。一般に、年齢が高い夫婦ほど妊娠しにくく、年齢が若い夫婦ほど妊娠しやすいからではないかと思います。世界保健機構(World Health Organization: WHO)では2009年から不妊を「1年以上の不妊期間を持つもの」と定義しています。

つまり、年齢によって若干の差はあれど、不妊期間が1年以上経過した場合、不妊と定義されるわけですね。現在、5.5組に1組の夫婦は不妊治療に取り組んでいると言われています。この『〇組に〇組は不妊治療を行っている』という表現、結構当事者を追い込んだりしてしまうんですよね。『5.5組に1組っていうけど、私の周りにいる7組の夫婦は皆、普通に子どもがいる…』とかって感じです。冷静に考えれば、その”周りの夫婦”ももしかしたら若いうちに不妊治療をしているかもしれないし、2人目の時に不妊治療をしているかもしれないんですけどね。当事者となるとどうしてもね…。

 

余談ですが、皆さんは『子供』と書きますか?それとも『子ども』と書きますか?私は後者なのですが、私が中学か高校の時に、先生から『”供”は“おとも”であり、大人に従たる者と捉えられるので、“子ども”と書くのが適当である』と教わった記憶があるので、『子ども』と記載します。この2語について、もっと詳しく知りたい方は、以下のURLから参考ページに飛んで下さい。

「子供」という表記は,常用漢字表で目安(標準)として示しています。

「子ども」という表記は,法令等でも使われていて,多くの場面で見られる表記です。

「こども」という表記は,「こどもの日」「こども園」「こども保育園」などと使われています。

「ことば」について考えようより引用

男性不妊とは

男性不妊という言葉を聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか。このブログを見てくださっている方は、既にご存じの方が多いかもしれませんが。不妊で病院にかかるとなると、産婦人科になることが多いため、『不妊=女性』と連想され、男性には縁遠いものだという誤解が生まれてしまうのだと思います。

5.5組に1組の夫婦は治療に取り組んでいると言われるこの不妊、実は男性にも関係がおおありなんです!WHOの報告によると、男性にのみ不妊原因がある場合が24%、女性にのみ不妊原因がある場合が41%、男女ともに原因がある場合が24%、原因不明が11%となっています。

 

つまり、不妊の約半数は男性側に原因があるということです。だから、男性も不妊についてもっと意識していかなければならないと思います。もっと言えば、性教育の段階からもっと男性不妊について触れていかなければならないと私は考えます。

さて、そんな男性不妊ですが、どのように判定されるかというと、精液検査によって男性不妊か否かを判定されます。精液検査の結果はWHOの世界基準値を基に判定されます。この基準を下回っている場合に男性不妊と診断されるわけですが、この基準はあくまで「下限基準値」と呼ばれるものであり、この基準値以上だからといって100%妊娠するというわけではありませんのでご注意ください。

 

男性不妊の原因

男性不妊の原因は『造精機能障害』と『造精機能障害以外』の2つに分類でき、前者が男性不妊の原因の約9割を占めています。

造精機能障害を引き起こす原因として有名なのが、精索静脈瘤です。これは、精巣やその上の精索部に静脈瘤(逆流を起こして静脈が拡張した状態)が認められる症状のことです。精索静脈瘤は、一般男性の15%、男性不妊症患者の40%以上に認められるそうです。その他、無精子症や乏精子症、精子無力症なども造精機能障害としてあげられます。

造精機能障害以外には、勃起不全(ED)や膣内射精障害、逆行性射精などがあげられます。

このように、一口に男性不妊といっても原因は様々であり、現代の医学では解明しきれていない部分が多いのが現実です。それゆえ、男性不妊であると診断されても、原因不明とされることも多く(私もそうでした)、当事者の失望感は非常に大きくなります。

これら、男性不妊の原因については、今後の記事で少しずつ触れていきたいと思っています。

私の男性不妊歴

私は高度の乏精子症です。

手元にある精液検査の結果を全て公開しますね。

↓これが手元にある一番古い検査結果です。地元の大学病院で検査した結果です。『AIH②』とあるので、恐らく2回目の人工授精の時のものかと思います。(記憶が定かでなくて申し訳ありません)

 

↓これが2番目に古い検査結果です。

 

↓大学病院で何回か不妊治療(人工授精、顕微授精)を行いましたが妊娠に至らず、少しの休止期間を経てプライベートクリニックを受診することにしました。その時の精液検査結果がこれです。

検査を受けたのが2019年5月です。不妊治療休止期間中、精液所見を改善しようと、鍼灸院への通院をした私ですが、この検査を受けるちょっと前から通院しはじめました。確か2019年4月からだったと思います。精子が作られて射精に至るまで約3か月かかると言われているので、鍼灸の影響はこの時点ではなかったと思われ、なおかつ検査した病院が違うので何とも言えませんが、若干精子濃度が上がっているように見えます。

 

↓そしてこれがプライベートクリニックで実施した2回目の検査結果です。結果の右側に、検査日直近の鍼灸院に通院した日を赤字でメモしていますが、今、冷静に考えてみると、直近の通院記録ではなく、3か月前の通院履歴を重視したほうが良かったですね。2019年7月5日採取とありますので、2019年4月頃から鍼灸院に通院した影響が出るころです。精子濃度が190万に上がっています!上がったとはいえ、乏精子症に変わりはないのですが(苦笑)。

 

この検査を最後に2021年1月現在に至るまで、精液検査をしていませんでした。その間には、受精卵移植を数回実施し、1回は妊娠判定+になったものの、妊娠初期流産となってしまったりと、紆余曲折ありました。そのあたりの話は別の機会にお話しますね。

これが私の男性不妊歴です。こんな私が男性不妊と向き合い、男性不妊に関する情報収集および発信をする場としてこのブログを活用していきたいと思います。お気に召せば、定期的に覗いてみてください。

参考・引用元

一般社団法人日本生殖医学会

医療法人浅田レディースクリニック

サワイ健康推進課

「ことば」について考えよう

 



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